まぐろ印のツナ〜犬派んちの猫〜

老犬介護を終えて魂の抜けた生活をしていた犬母ちゃんの手の中に突然落ちて来た仔猫。家族に置いてきぼりを食らってしまった仔猫を犬母ちゃんが育てる波乱の日常とともに猫のために母ちゃんがお勉強をした情報をお届けします。

MENU

犬母ちゃんが保護猫のために用意したもの

f:id:oyabun7badlands:20210209102544j:image

猫が幸せに暮らすためには、共に暮らす人間が3つのモノを用意しなければなりません。

  • 快適なトイレ
  • 安心できる猫だけの居場所
  • ストレス解消できる遊び 

この3つが揃ったらほとんどの問題行動は解消されるらしいです。

私の猫師匠になりそうなジャクソン・ギャラクシーさんがおっしゃっております。

しかし、これがなかなかどうしてとても難しい。

だってうちのムスメは人間じゃなくて猫だから。

しかも私は長い事、犬母ちゃんだったから。

猫にとっての快適、猫にとっての安心、猫にとってのストレス解消……

猫に関するお勉強はまだまだ足りないのです。

さて、そんな中でも保護猫と暮らすと決めたからには時間は待ってくれません。

たちまち必要なものは揃えていかねば彼女との生活は立ち行かないのです。

仔猫と暮らすのに必要なものを間に合わせる

うちは長い事、犬と暮らすための家でしたので、当然、仔猫のために必要なモノなど何一つ用意してありません。

早急に間に合わせる必要がありました。

うちから専門のペットショップに行くのはかなり遠くて、コロナ禍で通販の運搬もなんだかうまくいってないもよう。

いきなり試練です。

仔猫用哺乳瓶と仔猫用粉ミルク

私のうろ覚え近所のスーパーペット用品在庫事情により、猫用に調整された牛乳を知人にゲットしてきて貰ったものの、いつまでもこの牛乳に頼るわけにもいきません。

本来ならば、仔猫用の粉ミルクなどの母乳に近い状態で調整されたミルクを与えるべきです。

私は近所のスーパーで揃うものは揃えようと買い物にでかけ、発見してしまいました。

仔猫用粉ミルク!

f:id:oyabun7badlands:20210209201850j:image

近所のスーパー、神!

しかも、上記しました猫用に調整された牛乳の隣にありました!

これにより、私と保護猫のために孤軍奮闘、色々と手伝ってくれて大変役に立ってくれた知人は、一時、私に無能扱いされることになってしまいましたが……

さて、問題は哺乳瓶です。

先にネタバレをすると、仔猫用の哺乳瓶は保護して2日目のお休みに、かなり遠いペットショップまで赴きゲットして来たのですが、なにぶんにも、仕事の時間以外は、ミルクを与え排泄を促し、時間が空けば家事をしというタイムスケジュールでしたので、お休みの日まで間に合わせる必要がありました。

f:id:oyabun7badlands:20210209083111j:image

しかし、スポイトに限界を感じていた私、どうにかひとつシリンジでも手に入らぬものかと、近所のスーパーに併設されている100均を物色しまして、シリンジをゲット。

f:id:oyabun7badlands:20210209082223j:image

これがとても探したのですが、コスメコーナーにコスメ用品として置いてありました。

老犬に使うには少し小さいのですが、仔猫やチワワなどの超小型犬には丁度良いサイズです。

大事なことなので、もう一度言います。

シリンジは100均のコスメコーナーにコスメ用品として売っております。

実はこのシリンジ、後々ももっと役に立つことになるのですが、それはまた別の機会に。

そんなこんなで保護して2日目の夕方には、彼女にミルクを飲ませる体勢は完璧に整ったのでした。

f:id:oyabun7badlands:20210209082553j:image

安心できる寝床

たちまちの「食」の事がなんとかなったので、次は彼女の居場所です。

そうこうしているうちにも彼女の目ははっきりしてきて、フラフラしながら4本の足でゴソゴソと歩こうとし始めます。

その時の我が家はまだ大型の老犬と暮らしていた名残のままでしたので、仔猫には危険がいっぱいです。

そこで、CDを収めていたケースからCDを抜き、中にペットシーツとタオルを敷いて、簡易な寝床を作りました。

f:id:oyabun7badlands:20210210082854j:image

幸い、彼女はギリギリ出られません。

私が世話をしている間は膝の上、私が用事をする時はケースの中という具合で、彼女はケースに入ると丸くなって眠るようになりました。

後々、このケースは彼女専用の風呂桶になるのですが、それはまた別の機会に。

彼女の寝床が整ったのも、保護してから二日後でした。

f:id:oyabun7badlands:20210209202120j:image

仔猫用のトイレ

「食」「居場所」が確保できたので、しばらくは仔猫と暮らすには充分なのですが、ほどなく彼女は離乳し、排泄も自力でできるようになるでしょう。

その時のために、早めにトイレを用意する事にしました。

色々と方法を考えて、私が選んだのは100均のコップや小物用の小さめの水切りです。

これに市販の(例の神スーパーで売ってる)猫砂を入れて使う事にしました。

この方法は、反省点がありまして、固まる砂を入れて使用したのですが、水切りに砂が固まってしまってなかなか取れないのです。

その後、100均の平らな小物入れに変更したのですが、こちらのほうがいくらか掃除しやすい感じでした。

どうして最初から猫用のトイレを使用しなかったかというと、彼女が保護猫であるため、成猫になった時のサイズが全く予想できなかったからです。

サイズの合わないトイレほど、使いづらいものはありません。

狭くて座ったら目の前が壁というトイレはどうにも具合がよろしくありませんし、あんまりにだだっ広いとソワソワして落ち着きません。

人間でさえもそうなのだから、当然猫だってそうでしょうというのが、私の個人的な見解です。

まあ、そうやってトイレを用意して、トイレのしつけにあまり困った事がないので、自分の個人的見解は、大きく外れていないと自負しております。

保護猫はサイズがわからない

保護猫はサイズがわかりません。

親猫がわかっている場合ならいざ知らず、彼女のように親の姿さえわからない場合、どのくらいのサイズまで成長するのかを予想するのは、赤ちゃん仔猫の時はとくに困難極まりないのです。

サイズがわからない状態の赤ちゃん仔猫のために、成猫になっても使用できるものを現段階で選択する事は、賢明とはいえないでしょう。

仕方がないので、私は、彼女の成長に合わせて、色々なものを準備していくほか無さそうです。

彼女の正確な月齢さえわからないのですから、離乳食に切り替えるタイミングも、自力で排泄するタイミングも、私の勘に頼る他ありません。

膝の上で哺乳瓶からミルクを飲み、私の刺激で排泄しているうちは良いのですが、間違いなく、彼女はほどなく離乳し、自力で排泄し始めます。

その準備はしておいた方が良さそうでした。

離乳食のための食器を選ぶ

f:id:oyabun7badlands:20210210082800j:image

離乳食のための食器選びも、何度か試してみる他ありません。

本来ならば、将来に渡って使用できるものを選ぶのが賢明なのでしょうが、彼女のサイズがわからない以上、すぐに使用できなくなると覚悟しておいた方が良さそうです。

彼女は、とにかくミルクを飲むのがとてもヘタクソでしたので、もしかしたら、ごはんを食べるのもヘタクソかもしれません。

そうなると食器の形状も考えなければならないでしょう。

私はひとまず、100均の醤油皿を選択しました。

とにかく困った時は100円均一。

もしも彼女に合わなかった場合も、腹が立つ値段ではありません。

しかも、彼女が使わなくなっても、私が使用できそうな物をできるだけ選ぶようにしました。

離乳食用に購入した100均の醤油皿は、現に我が家の漬物用のお皿として重宝していたりします。

保護猫、寝床から飛び出す

さて、そんなこんなで1週間もすると、彼女はギリギリ出られなかった寝床から飛び出してしまうようになりました。

恐るべし猫の成長速度と身体能力。

とはいえ、亡くなった愛犬まぐろさんも、子犬の時に、成長とともにケージを飛び出してしまって母ちゃんを困らせたので、想定内の出来事です。

私は、彼女の寝床を、一番大きいサイズの洗濯ネットに入れる事でその状況を凌ぎました。

いずれにしても、私は将来的には我が家を彼女が自由に歩き回れる事を理想としていたので、家の中を片付け、玄関にワイヤーネットを置いて彼女の脱走を防ぐ事にしました。

成長に合わせてトイレを変える

実は一番寿命が短かったのはトイレです。

今現在、使用している猫用システムトイレは実に4代目です。

みるみる変わっていく大きさもさることながら、固まる砂が取れにくかったり、引っ掻き傷が残ってしまったりで、なかなか安定しませんでした。

成長する猫に快適なトイレを用意するのはとても手間がかかるものだと分かりましたが、それでも、成長を感じる事ができますし、彼女のために考えたり悩んだりする事は、私にとっては大きな喜びでした。

もちろん、今でもそうです。

そうです。

亡き相棒まぐろさんの時もそうでした。

大切な大切な家族のために、モノを選んだり、悩んだり、より良き方法を必死で考えること……苦しんだり悩んだり、泣いたり笑ったり出来る事……

 それは私にとって何よりも大事な宝物のような時間で、それは私自身のこの上ない喜びです。

猫を幸せにする3つの必需品

そんなわけで、私は今、彼女を少しでも幸せにするために奮闘しています。

彼女が居ることでの制約ももちろんあるのですが、それよりも彼女のために猫の勉強をしたり、あれやこれやと悩む事は、本当に私の生活に活気を与え、ヤル気を起こさせ、この上ない喜びをもたらしてくれます。

そんな私が一番最初に学んだ事は、猫が幸せに暮らすための三つの条件です。

  • 安心して暮らす事
  • 本能を満足させてストレス解消すること
  • 適切でおいしいごはんと気持ちの良い排泄

ですから、冒頭で記述した三つのモノが必需品なのです。

本能を満足させるオモチャ

猫の遊びは本当に激しいものです。

けれども、飼い主の悩む問題行動の根本を考えるに、猫はとにかく本能にしたがって狩りをしたいのです。

この本能を満足させてやるには、人間のいう「遊び」が一番です。

破壊やスプレーなどの、攻撃性が元になる問題行動の多くは、猫師匠ジャクソン・ギャラクシー氏のおっしゃるところの「息が切れるまで」遊んであげる事で解決する場合が多いそうです。

テーブルの上からモノを落とすのも、カーテンをビリビリに引き裂くのも、全ては「退屈してるから」なのだそうです。

それらの問題行動を引き起こす前に、もっと適切な方法で、狩りをしたいという本能を満足させてあげれば、問題行動はぐんと減るのです。

なぜなら、問題行動というやつは、あくまで人間の都合であり、これは犬の場合も猫の場合ももれなくそうなのです。

人間側がおのれの都合で問題行動と思ってしまうのですから、人間のほうでなんとか折り合いをつけるのが好ましいでしょう。

幸いな事に、猫好きのご先祖さまたちが発明した、数々の猫のオモチャが、今この世には存在します。

その中で適切なモノを選び、猫が飽きないように、人間が考えながら、息が切れるまで遊んであげる事は、イタズラをして叱られるよりも猫たちにとって、ずいぶんと幸せで満足な暮らしでしょう。

快適なトイレ

不思議な事に、猫においしいごはんを食べさせる事には、ほとんどの飼い主さんが真剣に考えて頭を悩ませているのに対し、食べたモノを快適に排泄してもらう事に無頓着になってしまう飼い主さんがたまにいらっしゃる事実は無視できない事です。

これは猫だけでなく、犬もそうです。

ラッキーな事に、私は、犬も猫も、トイレのしつけというもので頭を悩ませた事が、ほとんどありません。

そもそも、「しつけ」という感覚が私にはなく、相棒が快適に排泄できるように配慮するという感覚のほうがしっくり来るのです。

私は保護猫の彼女が二度ほど排泄した場所に、ここが一番快適に排泄できるのだろうとトイレを置き、猫の本能に合わせて砂を入れ、毎日清潔に保っているだけです。

それで、彼女は部屋のあちこちで排泄することなく、今ではトイレを少しずらしても、きちんとトイレの中で排泄します。

いっしょに暮らす我が家の中に快適なトイレがあれば、犬も猫もきちんとトイレで排泄するのです。

そして、快適に排泄できる事によりストレスが減り、問題行動も減ります。

そもそも幸せな犬や猫は、問題行動など起こさないというのが私の持論です。

問題行動の多くは、伝わらないとか、適切でないとかいうストレスによって起こるモノだと考えているからです。

自分だけの隠れ家

猫は犬に比べてずいぶんと縄張り意識が強い生き物のように見えます。

犬は群れで生き、猫は単独で生きるからに他なりません。

犬にとっては、飼い主さんの生活圏全体が、自分と飼い主さんの縄張りですが、猫には自分個人の縄張りが、飼い主さんのモノとは別に必要です。

我が家全体という飼い主さんと共通の縄張りの他に、自分だけのパーソナルスペースが必要なのです。

いざとなったら逃げ込める自分だけの居場所があるだけで、猫の攻撃性はずいぶんと抑えられるそうです。

とはいえ、うちの保護猫は、私が用意したパーソナルスペースの他に、郵便屋さんなどが訪ねてくると、冷蔵庫の隙間に隠れてしまうのですが。

犬も、パーソナルスペースを設けてあげると、安心するようでしたし、やはり自分だけの居場所があると猫も犬も安心するのでしょう。

 

世界一幸せな猫にするために、私はこれからも彼女のために出来る事を考え続けるでしょう。

それが、人生で最高の相棒を亡くし、張り合いを失った私の生活に、再び活気を取り戻してくれつつある彼女へのせめてもの恩返しだと思っています。

世界の全ての犬や猫と暮らす人たちが、自分の相棒を世界一幸せにするためにいつも考えていれば、世界には、幸せな犬や猫たちが溢れるでしょう。

そして不幸な動物たちが減っていくのです。